・整体と一言で言っても様々な方法があります。ですので、どういう症状の時にどのような施術を受けるのか?また、どのタイミングで施術を受けるのか?などの状況により変わり、更に、それにより施術の効果が続く期間(時間)にも差が出てきます。
また、施術の効果の持続期間(時間)の差は様々な要因で変わってきます。
下記にその要因が何かをお伝えしていきます。
1.施術者の技術・知識レベルの差
・同じ手技を行うにしても、手技を行う施術者の技術レベルにより現れる効果や効果の持続時間に差が生じてきます。また、症状やお身体を診て原因を見極める事が出来れば、正しくアプローチ(施術)が出来る為、症状の原因を見極める身体に対する知識も必要となります。
正しくアプローチ(施術)することで効果の持続時間も長くなります。
2.患者様の生活習慣
・いくら正しくアプローチ(施術)しても、施術以外の時間(日常生活中)に身体に悪い(負担増)使い方をしていると、どれだけ長い時間・期間をかけても持続時間は短くなりますし、最悪は効果が現れません。
ですので、普段の生活習慣を見直す事も施術の効果を最大限に発揮させる、また、なるべく長く効果を持続させるポイントになります。
良い習慣を身につけることが出来れば、お身体への負担が減り効果が長続きします。良い習慣を身につける為には、施術者から出された指示(自宅での運動やご自身で出来るケアなど)をしっかり守り、実行することも大切になります。
3.患者様のお身体(症状)の状況(状態)
・持続効果に差が出るポイントとして、その時のお身体の状態(症状)が影響してきます。それは、痛みやしびれなど、どのような症状が出ているのか?と言う事と、症状が出始めてからどれくらいの期間が経過しているのか?と言う事も大事な要素になってきます。
長く症状を我慢してきた方は、その分効果が現れる・持続するようになるまでに期間が必要となります。
その理由は、お身体が我慢した分だけ庇った使い方に慣れてしまい、それを正しい使い方に戻すまでに時間がかかってしまうからです。
例えば、足首を捻挫した時、しばらくの間、足を引きずって歩ていると怪我が治った後でも引きずって歩ていて、周りの方から「まだ痛いの?」「足引きずって歩いているよ。」等と言われた事がある方もいらっしゃると思います。これは、本人が自覚していない状態で、引きずって歩くことに身体が慣れてしまっている証拠です。ここまでくると、正しい動きを取り戻すのが大変で、施術の効果が長続きしずらいです。
4.通院頻度
・お身体の状態(症状)にもよりますが、症状が強い時や動きが悪い時には、頻度を多くしなければ、庇った動きや姿勢にすぐ戻ります。
これは、その方が身体は動きやすいからです。身体にとって、症状が強い時や動きが悪い時は、正しい動きや姿勢が必ずしもいい状態・動きやすい状態と認識出来ないからです。ですので、すぐに庇った状態へと戻ろうとしてしまうのです。
これが効果の持続時間が短くなる要因です。その場合は、なるべく施術間隔は短くしましょう。
お身体の状態が良くなってきたら、庇った状態の方が動きにくさを感じたり、痛みや違和感などの症状が感じやすくなるため、身体が正しい動き・状態をキープしようとするため、施術の持続時間が長くなります。この状態であれば、施術間隔は空けても問題ないと思います。
上記のような理由から、施術の効果の持続時間に差が生じる為、現状のご自身の状態を担当の施術者からよく聞き、現在、どれ位の間隔で通院するのが良いのか?どのような施術がいいのか?を担当の先生と相談しながら施術を受けるのが良いと思います。